こんにちは、トーコ(@lily_tohko)です。
昨年のアニメ放映後から絶大な人気を集めている「鬼滅の刃」。
コミックスの売上は、すでにあのワンピースを抜いたというから驚きです。
2019年4月の第1話放映後、その人気と知名度はぐんぐん上昇していて、度々TVやSNSでも話題になっています。
もちろん私も気にはなっていましたが、うっかりアニメの1話を見逃してしまったことで、なんとなく気後れしてしまって…これまで知らんぷりを決め込んでいました😑
が、2020年に劇場版が公開されるとの情報をキャッチ。さらに知人から勧められたのもあって最近ようやくアニメを視聴しました。
この記事では、私がアニメ「鬼滅の刃」をみて
- 良かったと思うところ
- イマイチだと思ったところ
を紹介しています。
先に言っておきますが、私個人の主観でしかないので、この意見を誰かに押し付けたり、鬼滅の刃を誹謗・中傷する意図は全くありません。
ファンの方からすればイラっとくることもあるかもしれませんが、
くらいに軽く流していただけたら嬉しいです(と言うかお願いします)。
それでは、さっそく書いていきたいと思います(ง •_•)ง
※盛大にネタバレしているので閲覧注意です※
目次
アニメ「鬼滅の刃」の良かったところ
ストーリー展開がはやく、テンポがいい
アニメ「鬼滅の刃」は全話を通してストーリーの展開がはやく、テンポよく話が進みます。
それに加えてあまり複雑な設定は出てこないので、アニメを見始めたばかりでも物語の趣旨を掴みやすい印象でした。

妹以外の家族を皆殺しにされ、唯一生き残ったものの鬼となった妹を人間に戻すため鬼殺隊の剣士を目指すことになった主人公・炭治郎(たんじろう)。
1~3話の中で鬼殺隊に入隊すべく2年の修行を乗り越え、4・5話の最終選別では一人で鬼に立ち向かい、倒すほどの実力を身につけるまでに成長しています。

物語のテンポがはやいと感情移入ができなかったり設定を理解しきれなそうですが、
ところどころ炭治郎目線のナレーションが入ることで分かりやすく、ストーリー展開に追いつけない…と言うことことはありませんでした。
シリアスなシーンの小ボケが和む
人を喰う鬼が登場する作品なので、シリアスで重いシーンが多いのでは…と思っていましたが、予想に反してちょくちょくギャグ要素が入るのは意外でした。
特にシリアスだったり殺伐としたシーンに、唐突に小ボケが入るのが斬新というかなんというか。笑
ついクスっときてしまうんですよね。
2話で炭治郎を襲った鬼の頭部を妹の禰豆子(ねずこ)が蹴り飛ばしたシーンをはじめ、
21話の禰豆子を狙う胡蝶しのぶと、かばおうとする富岡義勇・炭治郎のやり取りもつい笑ってしまいました。
▼21話のワンシーン

胡蝶しのぶ:「(中略)そんなんだからみんなに嫌われるんですよ」

冨岡義勇「俺は嫌われてない」


炭治郎・胡蝶しのぶ「!」

胡蝶しのぶ「嫌われている自覚がなかったんですね…
余計なことを言ってしまって申し訳ないです」


富岡義勇・炭治郎「!!!」
引用:【dアニメストア】
技を繰り出すときの描写が個性的&キレイ
炭治郎と富岡義勇はともに水の呼吸の使い手なので、戦闘シーンで技を使うとき刀のまわりに水の波模様があらわれます。
その描写も凄く綺麗で気に入りました。



引用:【dアニメストア】
鬼滅の刃は作画クオリティの高さでも定評がありますが、
この浮世絵のような水の描き方が和風な世界観とも合っていて印象的。
細かな描写ひとつとっても、作品の個性が際立つ工夫が感じられますよね。
個人的にイマイチだと思った部分
見れば見るほど続きが気になっていったので、確かに人気が出るのも頷ける作品でした。
しかしその一方で、ごく一部ですが「思ったほどでもないな…」と感じてしまった部分もいくつかありました。
私個人の主観ですが、その部分も触れたいと思います。
物語・キャラクター設定など全体的に新鮮味に欠ける
ストーリーの内容やキャラクター像含め、全体的にどこかで見たことがあるような設定が多く、新鮮味に欠ける気がしました。
特にキャラデザでそれを強く感じたのは22話です。
初めて鬼殺隊を率いる「お館様」と鬼殺隊剣士の中でもトップクラスの強さを誇る「柱(はしら)」の面々が登場しますが、どこか既視感を覚えるキャラクターばかりで少々ガッカリしてしまいました。
▼鬼殺隊を率いる「お館様」

▼鬼殺隊最高位の剣士である「柱」の面々。

引用:【dアニメストア】
それぞれ個性もあるし、もちろん今後の活躍が楽しみではありますが、なんとなく個々の性格や雰囲気がどこかで見たような既視感があったんです。
ストーリーについて同様です。
理不尽に家族を奪われる炭治郎の境遇もそうだし、敵である鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)には十二鬼月(じゅうにきづき)と呼ばれる精鋭の配下が居ることも、下っ端から順番に倒していっていずれ無惨と対峙する…みたいな展開になるんだろうなと容易に想像がつきます(どんでん返しがあるかもしれないけど)。
主人公がメンタル強すぎ・優しすぎ
主人公・炭治郎の性格も慣れるまではちょっと苦手でした。
優しくポジティブでありながら、逆境に負けないメンタルの強さがあり、見ていて応援したくなりますが…ちょっと感情移入しづらいというか。
1話で家族をほぼ皆殺しにされて、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼となってしまったのに、結構あっさりその事実を受け止めている感じがして「ちょっとメンタルがタフすぎでは?」と感じました。


引用:【dアニメストア】
アニメの尺的な問題もあったのかもしれませんが、こんなにすんなり納得するもんか??と腑に落ちなかったんです。
回を重ねるごとに徐々に慣れてはきたものの、最初はかなり違和感がありました。
鬼が最期に見る人間だった頃の記憶がありがち
炭治郎や鬼殺隊に頸(くび)をはねられた鬼が消滅する直前、自分が人間だったころの記憶を思い出す回想シーンもどこか既視感のあるものが多かったです。
「今は悪い鬼だけど実は悲しい過去があって…」とか、
「自分の犯した過ちに薄々気づいてはいたけど認められなくて…」とか。
と思ってしまいました。
那田蜘蛛山(なたぐもやま)で十二鬼月の累が最期にみた記憶もまさにそんな感じでした。


引用:【dアニメストア】
序盤に出てくるキャラクターなだけに、アッサリした設定が多いのかな?と思いますが、今後出てくるキャラクターに期待したいと思います。
アニメ 鬼滅の刃を初めて視聴した感想【まとめ】
いかがでしたか?今日はアニメ「鬼滅の刃」を視聴した感想を書いてみました。
最終話の26話で炭治郎たち同期の3人が新たな任務へ向かうところで終了してしまったので、2期が待ち遠しい限り…
と思ったら、劇場版で続きのストーリーが見られるようですね。
公開日は2020年10月16日に決定したそうです。<4月13日追記>
アニメでは「ありがち」と感じる部分も多少はありましたが、それ以上に引き込まれる魅力もあったアニメ「鬼滅の刃」。
