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【感想】魔法使いの嫁 13巻/自分の中の声と変化【一部ネタバレあり】

こんにちは、トーコ(@lily_tohko)です。

今日は3月10日発売の【魔法使いの嫁】最新13巻の感想(一部ネタバレ有)を紹介したいと思います。

これまで記事にしたことはありませんでしたが、実は1巻発売当時からアニメもリアルタイムで視聴したり今も欠かさず単行本をチェックしたり…

率直に好きなんですよね。笑

ファンタジーでありながら、人間社会に紛れて生きる人ならざるものの存在をついイメージしてしまうようなリアリティも魅力…そんな作品の最新刊感想です。

こんな人に読んでほしい
  • ファンタジーが好き
  • ダークな作品が好き
  • 魔法使いの嫁を知らない
  • 魔法使いの嫁が気になってる!

魔法使いの嫁とは

魔法使いの嫁(略して”まほよめ”)とは、2014年に連載開始した漫画で作者はヤマザキ コレ。

第1巻発売日に重版が決まるなど発売当初から反響を呼び、2017年にはアニメ化、2019年には舞台化もされている人気作品です。アニメのキャッチコピーは「これは世界の美しさを識る為の物語」。

魔法使いの嫁 1巻~12巻のあらすじ

生まれつき人ならざるものの声を聴き、姿を見ることができた15歳の中学生・羽鳥チセは人生に絶望していた。

家族や親類にも見放され孤独に苛まれる人生を送ってきた彼女は、ある青年のすすめでイギリスへ渡ることを決める。目的は自分を「商品」として、闇オークションに出品すること。

人狼、人魚、妖精など様々な人外が出品される闇オークションで、チセを500万ポンド(約7億円)という高値で競り落としたのは骨頭の魔法使い エリアス・エインズワースだった。

彼はチセを自宅である屋敷に迎えると、チセを自分の弟子にするつもりであること、ゆくゆくは自分の花嫁にするつもりであることを告げる。

エリアスの元で魔法を学び、彼の知人や師、あるいは「隣人」と呼ばれる人外とも触れ合いながら、徐々に変化していく2人の関係。

少しずつお互いのことを理解し、尊重する関係を築いていくが、とある出来事がきっかけでチセは片腕にドラゴンの呪いを受けてしまう。

呪いを解くため、あらゆる可能性を模索するも確実な手段は発見できなかった。

 

呪いによって黒く染まった腕をそのままに、チセは10巻から学院(カレッジ)と呼ばれる魔術師・魔法使いの集う学び舎へ通うことになった。

エリアスも臨時教師という形で同伴することになり、ここに「魔法使いの嫁 学院篇」が幕を開けた。

前巻(12巻)のおさらい

12巻ではチセとそのクラスメートがカレドニア(スコットランド)へ実習のキャンプで訪れていた。

体を文字通り2分割にしたエリアスを連れ、川辺に立ったチセは馬の姿をした妖精を見つける。

聞けば、誘喰馬(エッヘ・ウーシュカ)と呼ばれる人を喰う妖精であるとのこと。決して背に乗ってはいけないと告げられたチセは、自分の背に乗るよう誘う誘喰馬に「その気になったら」と濁してその場を立ち去った。

 

事件が起きたのはその晩のこと。

深夜に目を覚ましたのは、学院でチセと同室のルーシー・ウェブスターだった。ひとりテントを抜け出し歩くうちに、背後に気配を感じたルーシーが振り向くと…。

 

同じ頃、テントで目を覚ましたチセは隣で寝ていたはずのルーシーが居ないことに気が付いた。同時に異様な気配を感じとったチセはテントを出てルーシーの名前を呼びながら彼女を探すが、返事はかえってこない。

ようやく倒れているルーシーを見つけたチセだが、その背後には黒く巨大な人ならざるものが佇んでいた。

 

魔法使いの嫁13巻 感想

禍を通して聞こえた、自分の中の「声」

倒れたルーシーのすぐそばに佇んでいた人ならざるものは禍(わざわい)を運ぶ存在。

“善きひと(よきひと)”のおそらく対極に位置するような生き物をどうにか退けたチセですが、その瞬間に聞こえた「声」もまたこの巻の印象的なシーンだったと思います。

7巻~で描かれた、チセが呪いを受けたドラゴンを思い出させる「声」でした。

密猟者によって捉えられ、拘束され、知らない場所にたった一人連れ出され、恐怖と不安と怒りで泣いていたドラゴン。

彼(彼女?)を助け、生かして故郷へ帰すために奮闘したチセですが、結果としてそのドラゴンの負の感情を「呪い」という形でその身に背負うことになってしまいました。

その影響で以前にも増して感覚が研ぎ澄まされたチセですが、他人の存在や感情を察する能力には長けても、自分の内側から沸き起こる「感情」「声」を認識できない点には不安が残る展開だったと思います。

呪いにも上手く折り合いをつけて順応しているように見えましたが、実際にはもっと不安定な状況なのかな、と…

眠りについていたカルタフィルスの表情・セリフといい不穏な雰囲気が散りばめられていました。

キャラクター同士の意外な関係と「書紡ぎ蜘蛛の悲劇」

学院篇開始すぐに出てきた「書紡ぎ蜘蛛(ウェブスター)の悲劇」もこの巻で大まかな出来事が明らかになりました。

このお話で印象に残ったのは、やっぱりチセのルームメイトであるルーシー。

登場してすぐの頃、単純な私は「なんだか感じ悪いキャラだな~」と思って読んでいたのですが、うーん…ここにきて、ちょっと彼女への見方を変える必要が出てきているかも。

まほよめ第1巻から登場しているあのキャラクターと意外な関係があることも発覚したし、なにより彼女の境遇を考えれば同情的な気持ちにもなったからです。ぶっきらぼうなだけで、本心では人を思いやる人物像も垣間見えてきました。

感じ悪いなあと思ってたのに最推しになったらどうしよう(どうもしない)

とはいえ13巻で明らかになったのは「書紡ぎ蜘蛛の悲劇」と呼ばれる出来事の一部だけで、まだ真相部分というか全貌は分かっていないので今後の展開に期待です。

どうやら神父のサイモンの他にも、エリアスに好意的な人が現れた(?)のも個人的にはちょっと嬉しかったり。(サイモンのは好意とは少し違うけど)

新たな敵?次のターゲット?学院内で謎の事件が発生

13巻後半では実習でのトラブルとは別に、学院内でも不穏な出来事が立て続けに起こりはじめます。

ドラゴンと同じく7巻~で登場した魔女・マリエルによって学院内で何らかの目的をもって行動する者の存在が明らかになりますが、容疑者の影も可能性も今のところは全くの不明。

さらにチセのクラスメートであるフィロメラの”実家”でも何やら動きがある様子。

気になる…!が、本当に伏線も何も見えてこないので、この辺も次巻の発売まで妄想を膨らませながら待つことにします。

 

魔法使いの嫁13巻 感想【まとめ】

いかがでしたか?

この記事では魔法使いの嫁最新13巻の感想を紹介しました。

がっつりネタバレしないように所々ぼかして書いたつもりですが…「ネタバレしてるじゃん!!!」と思った方、誠にごめんなさい。

個人的にアニメの2期放映を心待ちにしているのですが、続報が聞こえてこないのが寂しいところです。

今後もますます目が離せない「魔法使いの嫁」第14巻は2020年9月10日(木)発売予定です。

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魔法使いの嫁 第1巻~第13巻セット

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

トーコ
トーコ
トーコ(@lily_tohko)でした♪