こんにちは、トーコ(@lily_tohko)です。
今回、私にしては珍しく悪魔や幽霊の出てこないホラー映画の紹介です。
普段はもっぱらオカルトホラー専門なのですが、今回気まぐれで観た映画が思った以上に印象に残ったので記事にすることにしました。
”本当に怖いのは生きてる人間”
なんて、いつかどこかで聞いた気がしますが、まさにそれを体現したような作品でした。
気軽に沈んだ気分になりたい時にオススメの一作です。
目次
「ザ・ギフト」のあらすじ
妻・ロビンとともに故郷に帰ってきたサイモンは、購入したばかりの新居に合う家具を選んでいる最中、見知らぬ男に声をかけられた。
「君を知っている、同じ学校に通っていた」
男の名はゴード。
サイモンと同じ学校に通っていた”旧友”だった。
サイモンは予期せぬ再会に喜び、自分が結婚したこと、故郷に戻り家を購入ことを話す。買い物中だった妻を紹介し、軽く挨拶を交わすとその日は帰路についた。
翌日、外出先から自宅へ戻った夫妻が見つけたのは、玄関先に置かれた1本のワイン。
一緒に添えられたメッセージカードには先日再会したゴードの名前・・・ワインはどうやら彼からの贈り物らしかった。
「どうして家が分かったのかしら」
妻のロビンがつぶやく。
確かに、家を購入したとは伝えたが住所までは知らせていない。
それなのになぜ・・・。
この些細な違和感がやがて訪れる恐ろしい生活の予兆であることに、2人はまだ気づいてなかった。
「ザ・ギフト」の予告
「ザ・ギフト」の見どころ
ホラーの雰囲気ゼロ!実力派俳優演じる”旧友”との再会
夫サイモンの旧友・ゴードを演じるのはジョエル・エドガートン。
この映画の出演によって、第48回シッチェス・カタルーニャ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した実力派俳優です。
作中での彼は優しく、どこか気弱な雰囲気をまとっていますが、ストーリーが進んでいくとその雰囲気は一変。
その静かな佇まいは徐々に不気味さへと変貌していきます。
旧友は招かれざる来訪者?2つ目の贈り物
最初の贈り物であるワインを受け取った翌日、家にいた妻・ロビンは思わぬ来訪者に気付きます。紛れもない、ゴード本人でした。
わざわざ訪ねてきたゴードを玄関先で追い返すこともできず、家の中に招き入れるロビン。すると今度は購入したばかりの家の中を案内してほしいと言い出します。
言われるまま家を案内するうち、やがてゴードはある部屋の前で立ち止まり、開け放たれていたドアから見えた子供用の玩具に手を伸ばします。
「赤ちゃんがいるの?」
そう問われ、子供を切望していたロビンは少し間をおいてから、まだ子供はいないと告げました。
結局その日、夫・サイモンの帰宅を待って夕食を共にした3人。
食事中、ゴードはサイモンの学生時代のエピソードを話し始めます。
彼が高校時代に生徒会長をしていたこと、それにより校内で絶大な権力を持っていたこと…。
翌日、サイモンとロビンが外出先から帰宅すると今度は玄関先にラッピングされた筒と、またもメッセージカードが置いてあります。差出人は・・・件の旧友、ゴード。
メッセージには筒の中身が魚の餌であること、夕食を御馳走になったお礼に受け取ってほしい旨が綴ってあり、さらに庭にある池には立派な鯉が放たれていました。
留守中、勝手に敷地内に入られたことに不快感を露わにするサイモンですが、悪気がないのだろうとフォローを入れるロビン。
夫婦間でゴードに対する若干の温度が現れ始めます。
ラストに明かされる最後の”贈り物”
物語終盤、ゴードから2人への最後の贈り物の存在が明らかになります。
そのことに先に気付いたのは夫・サイモン。
満ち足りた表情のロビンとは裏腹に、サイモンはまるで地獄に突き落とされたかのように膝からその場に崩れ落ちてしまいます。
ゴードが二人に送った最後の贈り物(ギフト)、それは一体・・・。
息をのむ結末に注目のホラー「ザ・ギフト」【まとめ】
いかがでしたか?
この記事では2015年公開のサイコホラー「ザ・ギフト」を紹介しました。
普段悪魔や幽霊がモチーフのホラー映画ばかり観ている私は、この映画でとても新鮮な感覚を味わうことができました。
…それと同時に、生きた人間の残酷さも。
ラストのオチは観る側の想像力も試される本作品。鑑賞後、「ギフト ネタバレ」で検索したくなるかもしれません。笑
ぜひチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます✨